内容説明
1970~80年代、大阪に熱くおもろい情報誌があった。『プレイガイドジャーナル』。若者たちは親しみを込めて「プガジャ」と呼び、それを持って街に出た。今や伝説となった「プガジャ」をつくっていた人々の、情熱と涙の人間ドラマ。
目次
第1章 「プガジャ」70年代の情報誌事情(森晴樹)
第2章 「プガジャ」変革の時、サイズ変更の事情(村上知彦)
第3章 「プガジャ」で過ごした日々。80年代の空気(春岡勇二;ガンジー石原)
第4章 「プガジャ」創刊時から、70年代の空気(山口由美子)
第5章 「プガジャ」最後の苦闘(小堀純)
資料編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひでまろ
1
★★★★☆2024/12/06
古戸圭一朗
1
かつて大阪で発行されていた情報誌「プレイガイドジャーナル」、そして70~80年代の空気について、同誌を手掛けていた編集者たちが語る。今も当時も、編集の現場は激務ということには変わりはないのだな、と思う一方、かつてはそのような中でもメディアとしての雑誌(情報誌)にまだ可能性があった(と感じられた)時代であり、雑誌をハブに様々な文化が結びついていた時代であったのだろう、と思った。今では、文化を結びつけるのはネットになった気がするが、そのことをプガジャの編集者たちはどう考えているのか、気になる。2020/02/22
晴
0
「カウンターカルチャー」が育つ土壌は東京ではなく関西にあるというコメントが印象的。なんだか妙に納得してしまった。2017/05/31