感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
36
近世から近代にかけての、適塾やお雇い外国人、軍隊の中身といった思想や制度の運用を丹念に追いかけてきた歴史学者を呼んでの「塾」での4回にわたっての講義の記録。内容からそれぞれがかなりの社会人経験を持つと思われる塾生との質疑も含む。少年時代の思い出から語り起こされたので失敗したかと思ったが、「生徒同士がヨコの関係を作って学ぶ、今の学校の姿が絶対ではない」と懐徳堂での授業の姿から語る語り口がとても具体的で納得しきり。流石。「たいまつの火」は、先達から後進へと引き継がれるものの譬え。◇適塾を訪れた際に売店で購入。2017/11/30
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- 制裁病棟 2巻 NMF21