内容説明
本書は、コンピュータ技術の黎明期から数々の開発プロジェクトに参加した著者が、ライバル企業と競ってプロジェクトを推進した天才技術者達の活躍をとおして、コンピュータ発展の歴史を内側から描いたものである。
目次
1 スペリー・ランド社ユニバック事業部
2 UNIVAC 1からUNIVAC 2へ
3 IBMへの対抗意識
4 基本的なコンピュータ技術の萌芽
5 コントロール・データ社の発足
6 開発プロジェクトを推進する技術のくさび
7 部品と技術の信頼性
8 CDC6600の設計開始
9 CDC周辺機器事業部の製品
10 光学読取り装置とジャック・ラビノウ
11 技術移植のむずかしさ
12 リーダーのいない開発プロジェクト
13 CDC6600の優秀性とOSの挫折
14 OS開発の天才
15 チッペワ研究所とセイモア・クレイ
16 航空券予約システムへの挑戦
17 離陸できなかった航空券予約システム
18 セイモア・クレイの退社とCRAY‐1
19 IBMに対する訴訟の決着
20 地下鉄料金システムとマイクロプロセッサ
21 ユニバック出身者の同窓会
22 ターミナルの開発とフロッピーディスクの登場
23 「東の風、雨」―日本企業の躍進
24 技術者の才能を引き出せる組織
-
- 和書
- 日本史事典