内容説明
本書のメイン・テーマは、過去の偉大な経済学者の生きざま、それぞれの時代背景、そして彼らがどんなことを考えたのかを探究することです。彼らは、経済学的な分析技術の発明者というよりは、現実の経済社会と切り結び、将来の経済社会についてのヴィジョンを描こうとし、また描いた人たちです。
目次
前奏曲
「経済の革命」の揺籃
アダム・スミスが描いたすばらしき社会
マルサスとリカードの陰鬱な予感
ユートピア社会主義者たちの理想と現実
マルクスが描き出した冷酷な体制
ヴィクトリア朝の世界と経済学の展開
ソースタイン・ヴェブレンの描く野蛮な世界
J・M・ケインズが打ち出した異論
シュンペーターのヴィジョン
偉大な世俗哲学の彼方に
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- 和書
- 牧野富太郎博士からの手紙