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内容説明
ヘレン・マイケルズをハワース城に引き戻したのは祖母の死であった。彼女は葬儀のために、久々にロンドンから故郷の屋敷に帰る。父母はすでに亡く、祖母のたった1人の身内として、ヘレンは当然、すべてのものを相続するはずだった。しかし、葬儀を終えて明らかにされた遺書の内容は、ヘレンの思いを大きく裏切った。懐しいハワース城は、祖母の管財人の養子、レイフに遺されていた。ヘレンの憎んでも余りある、あのレイフ・フレミングに!遠い夏の日の、いまわしい思い出がよみがえる…あの時ヘレンは、レイフに心も体も傷つけられ、少女らしい夢はずたずたに引き裂かれた。そして、今度もまた…。“ああ、おばあさま、なぜハワース城をレイフになんか遺されたの?”。