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内容説明
ハリウッドに君臨するキングストン家の、末っ子クレア。完璧なまでの冷たい美しさと、映画プロデューサーとしての冷静な仕事ぶりから、人は彼女を“氷の女王”と呼ぶ。だが、その冷たい仮面の下で熱く燃えたぎっているものがあるのを一目で見破った男がいた。クレアが手がける映画『無法者』の監督に抜擢されたラファエル・サンタナだ。黒い髪、黒い瞳、浅黒い肌の彼は、生い立ちにおいてもその仕事ぶりにおいても、ハリウッドのはみ出し者だった。会った瞬間、クレアはうなじの毛が逆立つのを感じた。まるで野獣のような男だ。今にも飛びかかってきそうな気がする。こんな男に私の本当の心を知られてなるものですか。