- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
コロラド州南部、ブロッケンヴェイルの町に秋の嵐が吹きあれた夜、ブレアのおばのローラが広大なブロッケン館で殺された。容疑者として逮捕されたのは、数ヵ月前にこの町に住むようになった作家のエリックだった。しかし、ブレアは犯人は彼ではないと確信していた。一方、町には“カラス男”の幽霊に殺されたのだという声もあがっていた。カラス男―百年前、ブロッケン館の主エイドリアンが悪魔と交信しているとして住人11人が彼を炭鉱に閉じこめた。ところがハロウィーンの夜、エイドリアンはカラス男の装束を着て現れ、11人のうち7人までを短剣で殺害した。そして百年後によみがえって復讐をとげると予言したと言われている。今年がその百年目にあたる―予言は本当だったのか?いいえ、誰かが伝説を利用しているだけ―ブレアはおばを憎んでいた者たちを思い浮かべた。霊媒師、バーの経営者、エイドリアンの子孫…。ブレアは釈放されたエリックと館に移り住むが、“カラス男”の手はそこにも伸びていた―。