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内容説明
ニューヨーク発パリ行きのボーイング747ジャンボ機がハイジャックされた。犯人は“聖イスラム旅団”と各乗るアラブ人の過激派テロ集団。パリ到着まで30分、イースターの休暇を前に、誰もがわくわくしていた機内が一瞬の内に凍りついた。一触即発の緊迫した空気の中、マリアンは機内に4年前に別れた夫、ロバートの姿を見つけて動揺する。こんな悪夢のような状況で再会することになるなんて…。テロ対策本部の情報部員だったロバートは留守がちで、対話も少なく、一人息子ボビーをうけながら、彼の気持が理解できないまま破れた結婚だった。ハイジャックの目的は、アメリカが中東に計画している軍事基地の建設阻止。建設推進の重大任務を帯びていたロバートは、必死で彼女を無視し続けるが、マリアンの様子から2人の関係に気付いた犯人たちはパリで大半の乗客を解放したあとも、彼女を男性人質とともに機内にとどめる。空港を離陸した機は各地で着陸を拒否されて、しだいに燃料も水も尽き…。