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内容説明
インク会社に勤めるシンディは、その日もOLから占い師の“マダム・デステニー”に大変身して慈善団体のイベントに参加した。親友ケイのメイクアップの腕と、扮装のおかげでこれまで正体を見破られたことはない。それどころか妖しい魅力と的中率のよさで、どこでもひっぱりだこだった。その夜、マダム・デステニーの薄暗い占い小屋に長身のハンサムな男が手相を見てほしいと言ってきた。シンデイは一目でそれが、就任まもない二代目社長のニックであることに気が付いた。彼こそシンデイの初恋の人。せつない片思いを伝えたいばかりに震える指で彼のてのひらの線をたどりながら自分でも怖くなるような“予言”をしてしまう。