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内容説明
こんな吹雪の夜にカメラを取りに戻るなんてばかげているわ。新進気鋭の写真家として活躍中のスティーヴィは、撮影現場の倉庫に引き返し、その場に立ちすくんだ。ああ、ゲイリーが死んでる!血まみれになって。次の瞬間、消火器を振りかざした男が襲ってきた。黒い髪、日焼けした顔、怒りに満ちた黒い目。今度はわたしを殺す気なんだわ。逃げ出したスティーヴィを、男が叫びながら追ってくる。転倒した彼女は、頭を強く打ってしまった。「ああ、どうしよう。どうか死なないでくれ」そう言いながら、男が身をかがめてのぞきこんだとき、スティーヴィは薄れていく意識のなかで、男のこめかみにある傷痕を見た…。