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内容説明
ダラスに向かう飛行機のファーストクラスの座席にもたれながら、メガンは隣でくつろぐネイトを不思議な気持ちで眺めていた。ブロンドの髪、整った眉、くっきりした顎の線。兄の親友、家族同然の―幼いころからの憧れの人。三年前イタリアに渡って以来、会っていなかった彼が突然現れ、父が倒れて重体だと告げた。数時間ですべての手配を終え、こうして彼と家へ帰ろうとしていることが信じられない。「最悪の事態を考えちゃだめだ」ネイトがメガンの手を握った。「不安で仕方ないの」心配そうな視線が合った。ふたりの間に何かを待っているような沈黙が漂う。着陸のアナウンスが流れ、夕日に染まる町並みが見えてきた。つないだ手に力を込めると、メガンはどんなことにもネイトとなら立ち向かえる気がしていた。
感想・レビュー
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