- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
“ダイアナを恐喝している犯人を極秘で調べてほしい”復帰した往年の名女優ダイアナのマネージャー、ローレルの依頼で、私立探偵ニックは防犯コンサルタントと偽ってダイアナ邸に潜入した。財産管理人のトニー、宣伝係のフラン、衣装デザイナーのレバ、元恋人ロンなど、動機のありそうな人物がうようよしている。それにしても解せないな、とニックは思った。ローレルのダイアナに対する献身ぶりは異常とも言える。それに、仕事に打ち込むローレルが時折見せるあの悲しげな表情…。ニックはしだいに興味以上のものを彼女に抱くようになる。数日後、ついに犯人がわかったかに思われた。だがその人物は殺され、再び脅迫状が送りつけられる。そこにはローレルに関する思いがけない事実が―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
ヒロインの秘密は直ぐに想像がついたし、ページ数を稼ぐためと思える同じ内容を何度も繰り返すので、飽き飽きして読み進めるのに苦労した。ヒロインは脅迫されたお金を支払いながら、自分で解決できると思い込んでいる浅はかな考えの持ち主。ヒーローは惚れた弱で信用もされずに振り回されて可哀そうなぐらいだった。ヒロインが頑なに雇い主に忠治に尽くすのが異常に映ったし、解明した後でもそこまで尽くす必要があったのかと疑問が残ったし、ある意味ヒロイン自体にも精神的に問題があったように感じた。むやみに大げさにしている作品だった。2020/12/14