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内容説明
歳月は彼をいっそう魅力的にしていた。彼女もまた、洗練された毅然とした大人の女になっていた。アイルランドでの再会に、ふたりは若き日のつらい別れを思った。12年前、ニューヨークで出会ったテリーとケビン。わずか1週間の幸福は、婚約者がいるという彼の告白で終わった。彼女に小さなケルトの十字架と、傷ついた心だけを残して―。それでも愛して待ち続ければというテリーの思いはついに報われず、彼女は一度結婚し、その夫と死別した。ケビンはといえば、婚約者のモイラとは結婚しなかったのだという。それを教えてくれてさえいたら、この12年はお互いにとってもっとずっと違ったものになっていたはずなのに!わたしたちは今からでもやり直せるのかしら?そんなとき、ほかの男と結婚したモイラが、ケビンは知らないが、息子のパトリックは実は彼の子供なのだとテリーに打ち明ける。このことを知ったら、彼はいったいどうするかしら…。