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内容説明
禁猟の鷲がまた撃たれた。アロヨ・グランデに派遣された調査官ビクトリアはそこを野生動物の保護区域にしようと運動しているグラントのロッジに宿泊することになった。彼には妻に裏切られた苦い過去があり、ビクトリアも結婚に破れた傷がまだうずいている。“結婚なんかもうたくさん!”―たがいにそう思っていたふたりが、いちど人と結ばれることを覚えた心はかたくなに殻を閉じようとしながらもひかれあう。過去の幻影にとらわれていては未来に進めない。翼を大きく広げて白頭鷲が大空を舞うとき、それはまたビクトリアが過去の岸辺を離れるときだ…。