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内容説明
その夜の一本の電話が、二人の運命を大きく変えた。ダイナとマイケルは結婚式を目前に控え、幸せに満ちていた。小さな劇団の、今はまだ名前も売れていない俳優どうしだけれど、未来に夢をふくらませていた―二人一緒に歩いていく未来に。そこへハリウッドから、ダイナに誘いの電話がかかってきたのだった。「君を愛している。でも結婚しないほうがいいと思う」マイケルは去っていき、彼女はただ涙にくれるしかなかった。つらい別れを代償にした、ハリウッド女優ダイナの誕生だった。あれから五年の歳月が流れた…。今、皮肉なことに、ダイナのキャリアは危機に瀕しており、あの日別れたマイケルはアクションスターとして大成功をおさめていた。そして二人に共演の機会が訪れる。それは、次なる運命の幕が開いた瞬間だった…。