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内容説明
ソーシャル・ワークを専攻したハイメ・フェイバーは、常識と秩序とルールを重んじる性格の持ち主だ。今度、ニューオーリンズの社会福祉センターに就職したのも、きちんとしたお役所の仕事をしていくことで、きっと自分が人々の役に立てると信じたからだった。だが、このセンターはハイメが考えていたお役所とはずいぶん違う。出勤第一日目、駐車場でけんかしそうになったちんぴら風の若者が、実は福祉センターに直結した診療所の医師クウェイド・ジェロウだと知ったのに始まり、ハイメの思い込みはことごとくはずれ、すっかり調子が狂い出す。なにしろ、管区の人々はみんな、ブードゥー教という奇妙な宗教を信じていて、そんなものにまどわされるべきでないと主張したハイメは、ブードゥー教の女王然とした女性に、変な呪いをかけられてしまった。見かけよりはずっと親切だったジェロウ医師が、いろいろ助けてくれたにもかかわらず、それ以来、次から次へと不思議な事象がハイメに襲いかかって…。