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内容説明
顔をなでる初夏の風、背中に感じる太陽のキス…。アレクサ・サンティニは黒髪をそよ風になびかせて、自転車でコロマの町を駆けていた。この町に来て1年近く、クリスマスツリーを育てる林業の仕事も軌道に乗りかけ、2歳になる娘も順調に育っている。生きていることのかけ値なしの喜びに思わずほほ笑んだとき、突然、信号無視の車が飛び出してきて自転車と接触し、アレクサは激しく路上にたたきつけられた。気がついたのは病院のベッドの上。医者というものが何より苦手なアレクサは、傷口の縫合もそこそこに、あわてて病院から逃げ出した。それきり、二度と病院に行くつもりのなかったアレクサの家に、ある夜、大嫌いな医者が訪ねてきた。いったい、何の用?