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内容説明
ミシガン湖に近い田舎町レイクサイドの高台に建つ古めかしい館。そこに、マダム・ジリアーナことジリアン・マルベーンの星占いの店がある。マルベーン一族は何代も前からこの館に住み、生まれながらに予知能力を発揮した。祖母も母もそのために変人、あるいは魔女呼ばわれされ、町の人たちからずっと好奇の目で見られてきた。同じ血を引くジリアンへの風当たりも強く、町の有力者は、占い師の館など町のイメージをそこねるとして立ち退きを迫っている。そんな折、ジリアンにもうひとつの難題がもちあがった。弟のアンディが、彼の経営する自動車部品店で盗品を売った疑いをかけられ、逮捕されてしまったのだ。無実を証明するには、有能な弁護士の力が必要だった。その時ジリアンの頭にひらめいたのは、町一番の弁護士デービッドの実直そうな顔だった。ジリアンは自分のひらめきにかけて、彼のオフィスのドアをたたいた。