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内容説明
まるで天からの使いみたいな人―。マザーズ・クリニックの助産婦であるイレイン・クレーマーは、毎日のように通ってくる妊婦たちにそう言われている。というのもイレインは、いつも彼女たちを親切に診察し、良き相談相手となって出産の不安をやわらげているからだ。その日も彼女は徹夜あけの重い体をひきずって帰宅の途についた。だが、突然、ポケットベルが鳴りだした。また何か起こったのかしら?もと来た道を引きかえし、クリニックにかけこむイレイン。そこには出産間近のアネットと彼女の夫、そしてアネットの兄のスチュアートがいた。スチュアートは、医師の手をかりずに自宅で出産したいという妹に、設備の整った病院に入るように説得をしに来ていた。自然分娩を勧めるイレインと過保護なまでに妹を案じるスチュアート。二人は互いに譲らず、対立は深まるばかりだった。