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内容説明
故郷のペンシルベニアをはなれて11年。クインはようやくわが家に帰ってきた。都会での過酷な競争に身も心も疲れて―。しかし一歩家に足を踏み入れたクインは、激しい動揺に襲われた。昔の恋人、アダムが立っていたからだ。かつておたがいに深く愛しあっていたふたりだが、アダムがキリスト教のアマン派であるために結婚できなかったのだ。アマン派―それは自分を文明社会から切りはなし厳格な規律に従って今もなお他の人種とつきあうことを禁じ、掟を破った者はその社会から追放されてしまう。アマン派でないクインは改宗したくても認められず、アダムの将来を思って身を引いたのだった。だが彼はいまだにクインのことを思いつづけ独身を通していた。破ることのできない掟にはばまれながらもふたりの愛は今また燃えあがろうとしている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
9
H/Hは幼馴染で愛し合っているが、ヒーローがアーミッシュ(移民時代の生活を守るキリスト教の一派)で、ヒーロー父から息子を奪わないで欲しいと説得されてヒロインは身を引く。しかし、ヒロインのお腹には…。それから、11年後。ヒロインは静養のために故郷に戻り、ヒーローと再会する…。読んでよかったとしみじみ感じる話だった。完全無欠の大団円ではないけれど、登場人物それぞれの精一杯の愛情と思いやりがある終わり方で好き。ヒーローの末弟ダニエル君が可愛い。2019/07/11
みータン
2
アーミッシュ・ヒーローと、白人女性のヒロイン。幼なじみのふたりだが身ごもった時、ヒロインはヒーローの元を去った。そして11年後、再会したふたりは…。アーミッシュの世界を堪能しました。終盤、もう泣いちゃったよ~;; 軽いロマンスじゃないけど、こういうお話も好きです。2011/09/14