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内容説明
ケリー・サリバンはボストンの法律事務所に勤める弁護士。所長のトムと2人だけの小さな事務所だが、弱い立場にある人々を弁護し、守る今の仕事に情熱と誇りを持っている。トムには自慢の息子ティップがいて州のエリート検事補として将来が期待されるいる。父親の後を継ぐ様子もなく、第一線で華々しく活躍する彼は、ケリーにとって、うらやましい存在ではあったが、年老いたトムのことを考えると、決していい息子とは思えなかった。だがある晩、ティップに初めて会ったケリーは、気どりのない彼の態度に逆に好感さえもつ。翌日、公園でバイオリン弾きが何者かに撃たれ、ケリーは被害者の弁護士を買って出る。しかしそのために、事件の背後に潜む巨大な組職を追うティップと裁判をめぐって激しく対立するようになる。