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内容説明
「さあ、一緒に乗るんだ」いきなり抱き上げられたかと思うと、オードリーは気球に乗せられてしまった。そして彼女が抵抗する間もなく気球は上昇していった。ここスノーマスで、まもなく熱気球大会が開かれる。ブドウ酒会社社長のブレイクがレースに参加するので、マスコミ向けに会社の宣伝をするために、宣伝部員のオードリーが駆り出された。ところが、気球の知識もない彼女を、ブレイクが強引に同乗させてしまったのだ。押し問答の末、彼は白状した。「ぼくはきみを連れて空を飛びたかったんだ」噂には聞いていたけど、なんて自信家なのかしら。意志が弱くてお人好しだと自認している彼女は、そんな彼がうらやましく、また強く惹かれるのだった。すでにレースも始まり、オードリーは覚悟を決めた。だが途中で嵐にあい、ふたりは山中に取り残されて…。