内容説明
二枚目の映画俳優、ドルーと結婚した女優のリサにとって、人生は自分たちが演じている映画の筋書きのように完璧なものに思えた。しかし、ふたりの初めての子供が死産したとき、原因が自分にあると知ったリサは自責の念にさいなまれ、ドルーと別れようと決心する。家庭の味を知らずに育ったドルーには、子供は何物にも代えがたい宝物だったのだ。偽りの仮面をかぶって身を引いたリサだが、一年たっても、彼ヘの思慕はつのるばかりだった。ふたりの仲を心配したプロダクションのマネージャーが、そこで一計を案じた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麻琴
1
再読。夫（ヒーロー）と別れる決断をしたヒロインの理由が切なくて何度読んでも泣ける。ただの自己完結と言ってしまえばそれまでだけどヒーローの過去を考えればヒロインの決断も分かる。ある種の勇気。普通そうしてあげた方が相手の幸せと考えてもなかなか出来ずにだらだら一緒に居続けてしまうものだと自分の経験上思う。☆42015/03/12
