内容説明
ジュリーは国際線のスチュワーデス。東京からのフライトを終えてホノルル空港へ降り立ったところで、いきなり逮捕された。国家機密をおさめたコンピューター・ディスクを盗んだ容疑だという。まるで身に覚えのない疑いに、ジュリーはショックを受け、怒りにかられる。そんなジュリーの窮状を救ったのは、機内で知りあった弁護士のグレッグだった。彼の尽力で釈放されたものの、ジュリーの身辺にはただならぬ気配が漂い始めた。誰かが私の部屋を覗いている。浜辺で銃を突きつけて脅そうとした男は何を言おうとしたのか。私の部屋が無残に荒らされたのは。そして、ディスクを返せという脅迫電話…。何か恐ろしいことが起こっている―ジュリーは恐怖にかられた。そこへ、彼女の名前をかたったという告白の電話。しかも、心を寄せ、信じていたグレッグが諜報員だったとは。国際的な陰謀に巻き込まれ、危険と苦悩のただ中でジュリーは…。