出版社内容情報
テキストと,テキストの具体的な諸相を伝える〈世界内現実〉,つまり人間の生活・出来事・権力や権威の実態等との複雑な類縁関係を明確に分析し,新批評理論を構築。
内容説明
テキストと、テキストの具体的な諸相を伝えるトポス=「世界内現実」との輻輳した類縁関係を明確に分析。現代の批評理論の新たな地平を開く。
目次
序章 世俗批評
第1章 世界・テキスト・批評家
第2章 スウィフトのトーリー的無秩序
第3章 知識人としてのスウィフト
第4章 コンラッド―語りの表象作用
第5章 反復について
第6章 独創性について
第7章 現代批評の路線
第8章 アメリカの「左派」文学批評について思うこと
第9章 文学と体系の間の批評
第10章 移動する理論
第11章 レーモン・シュワップと思想のロマンス
第12章 イスラム、文献学、フランス文化―ルナンとマシニョン
終章 宗教的批評