目次
序章 総論―ようこそ「スクリーニング学」へ!
第1章 スクリーニングカスケード
第2章 創薬アプローチ(ターゲット別)
第3章 アッセイ手法(検出・測定法別)
第4章 スクリーニング方法と結果の検証
第5章 化合物ライブラリー
第6章 プレートアッセイ関連技術
第7章 自動化(オートメーション)
第8章 ヒットtoリード
第9章 特徴のあるスクリーニング
第10章 データ登録と網羅的解析
第11章 スクリーニング実施例
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoura
2
職場で購入を懇願した書籍。スクリーニングを体系的に論じた書籍は日本初である。創薬を主目的にせずとも思想の勉強として大いに役立ち、手始めに第4章と第6章を通読し、検出系に応じて第3章の注意点を精読するのが良いだろう。中でもクロストークの分類が系統的で嬉しい。DMSOの吸湿性(一晩空気中静置で33%水分増加)や白色ウェルプレートの取扱(室内照明でプレートに燐光が溜まりS/B比を低める)に関する箴言が、現場感を持った形で衝撃的であった。ベイズの定理を用いたヒット再現率の推定は今後使えそうだ。2022/08/20