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内容説明
まさか、こんな山奥まで追っ手が来るなんて!エリーは臨月の体を引きずるようにして、渦巻く雪の中を逃げまどっていた。ねらいは私に子供の親権を放棄させることだろう。望んで妊娠したわけではなかった。でも、不倫の恋の責任はちゃんと自分でとりたい。私には、もうこの子しか残っていないのだから。迷路のような森で立ちつくすエリーの前に、救い主―一匹の犬があらわれた。導かれるままたどりついたキャビンにいたのは、魂が揺さぶられるほど青く澄んだ瞳を持つ男性。朦朧とする意識の中でエリーはその瞳を信じた。この人にならすべてをあずけられる。安堵もつかのま、激痛が彼女を襲った。