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内容説明
コルビーは仕事人間。多忙な複合企業体オーナーとして、書斎に騒音なんて、もってのほか。なのに、隣からたびたび子供の悲鳴や壁を揺るがす音がする。あの女のせいだ。ソーシャルワーカーで、たまたま出会った不運な人々に自分の家を提供してしまう、はた迷惑な楽天家、ダニエラ・マッカロー。気難しいコルビーは、断固抗議に向かった。ダニエラは琥珀色の瞳とハスキーな声でなだめようとしたが、預かっている人々の立ちのきを約束させられてしまう。愛猫のウィスカーに嘆いてもどうにもならなかった。ところが、深夜、コルビーの家から泣き叫ぶ声が聞こえた。好奇心にかられてダニエラがのぞいてみると、泣きじゃくる赤ん坊とベビー用品の山の横に、長身のコルビーが茫然と突っ立っていた。