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内容説明
私は、はたしてダグと結婚すべきなのだろうか。クリスティンは何度となく繰り返してきた言葉を、もう一度自問した。私はダグに一度も愛していると言ったことがない。クリスティンはもう愛など信じていなかった。十二年前、ニック・ペトリロと恋に落ち、捨てられて以来…。ニックは別れも告げずに突然このコネチカットの町から出ていき、まだ十七歳だった彼女は、両親とともにヨーロッパへ旅立った。そしてクリスティンはスイスで娘のリンゼイを出産した。その後、町に帰ってきたクリスティンは、両親の勧めもあってリンゼイを妹として、そばでずっと見守ってきた。過去の痛みは時が癒してくれても、ニックとの思い出はリンゼイを見るたび、決して消えることはなかった。でも、ニックはもういない。私には愛はなくても、父の会社の後継者で、まじめで頼りになるダグがいる。結婚式を二週間後に控え、消えないニックの面影を胸に、クリスティンの心はなおも揺れ続けていた…。
感想・レビュー
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