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内容説明
ともに愛する者を失った同士、ふたりは共感で結ばれた関係のはずだった…。事故で養父母を亡くし、家も仕事も失って、ミシガン州セントクレア川の河畔をひとり歩いていたケイトは、アーロン・カーバーと名乗る男性から声をかけられた。共通の知人から彼女のことを聞いて、生後八カ月の一人娘の子守になってほしいと言う。突然のことに、ケイトはとまどうが、半年前に妻を失ったばかりのアーロンの瞳に宿る深い悲しみを見て、強い共感を覚えた。そのうえ、彼の娘のジェイミーも、赤ん坊だというのに笑みをなくしていた。ケイトは、ジェイミーの住み込みのナニーになることを承知した。愛する者を失った同士、悲しみを分かちあううちに、ふたりは惹かれあう。だが亡くした妻への罪悪感にとらわれ、アーロンは決してその思いを自分に許そうとしなかった…。子供のころ父を亡くし、母からも引き離されたハンナとマイケルとケイト。三部作もいよいよ最後を迎え、今回は末っ子のケイトの物語をお届けします。テレビの尋ね人の番組をそれぞれの思いで見た三人は、互いに連絡を取り合い、やがて母親と再会することに…。