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内容説明
アリソンは生後二カ月の娘を抱いて旅客機の窓から眼下に広がる雲海をぼんやり見ていた。ケントとの婚約を一方的に破棄してパリに発ったのはもう四年前のことだ。パリで出会って結婚したＦ１レーサーとの暮らしは見た目が華やかなだけで決して幸せなものではなかった。その結婚生活は夫がレース中に事故死したことで突然に終わりを告げる。傷心のアリソンは故郷のヒューストンに帰る決心をしたがケントとの再会を思うと心が重く沈むのだつた。父が彼の母親ダイアナと再婚したので義理の兄となったケントとの再会は絶対に避けられない。そして、アリソンを待ち受けていたのは紛れもなく憎しみのこもった冷たい視線だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
ヒロインが勝手すぎて出だしから斜め読みになった。ヒロインの亡くなった夫との不幸な結婚生活も曖昧で、勝手に不幸だと思い込んでいた感じもした。ページ数を合わせるために端折ったのか？とも思った。ヒロイン父は娘可愛さに婚約破棄を注意することもなく、ヒーローの方に歩み寄るように進言するっていう…それ以前に娘の結婚式が破綻になるや、自分が娘の婚約者の母親と数日後に結婚するっていうのも、どういうこと？？結局は身内四人は良い人で、ヒーローの恋人や上司は悪人という都合のよさで、読後感がよろしくない作品でした。2019/10/16
麻琴
1
かつて婚約してた二人の復縁話。ヒロインが自分勝手としかいえない。自分の夢をヒーローに押し付けようとして拒まれると一方的に婚約破棄してあてつけに他の人（有名F1レーサー）と結婚。当然上手くいくわけもなく結婚生活破綻。離婚を考えてる矢先に夫が事故死、死後生まれた娘は重病。ある意味天罰としかいえない。そんなヒロインに振り回されたヒーローも亡くなった夫も哀れ。夫もヒロイン好きだったのにヒロインの気持ちが得られなくて苛立って破綻したように思えてヒロインがムカついて仕方ない。でも何故か読み返してしまう。☆32015/04/23
