出版社内容情報
戦後70年、競馬の世界も太平洋戦争前後を知る人が希少に。馬産地・日高はいかにして産まれたか、戦前・戦後の状況をレポート。
内容説明
昭和初期、太平洋戦争、敗戦を経て日高の馬産地、日高の人々はどのように生きてきたのだろうか?戦後70年を迎えた今こそ後世に伝えたい馬と人とのヒストリーノンフィクション。
目次
第1章 戦争の記憶(カラスに見えた影は星の付いた戦闘機;厚賀で起こった大誠丸事件 ほか)
第2章 昭和初期までの馬産(戦前 栄えた林業を支えた馬たち;南部馬が北へ渡り「ドサンコ」が生まれた ほか)
第3章 敗戦の時(それぞれの終戦;競馬再開への思い ほか)
第4章 昭和30年代(中央競馬の新しい船出;伝搬期と言える昭和30年代 ほか)
第5章 昭和40年代(拡大期への突入;騎手、厩務員を経て牧場を立ち上げる ほか)
著者等紹介
河村清明[カワムラキヨアキ]
1962年山口県生まれ。北海道大学文学部卒。株式会社リクルート勤務から競馬コラムニストに転身した96年、「優駿エッセイ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんしん
4
戦前から昭和にかけての日高の馬産地としての歴史が記してある。戦後の経済発展に伴って馬の頭数が飛躍的に伸びていく様子が印象的だった。2016/06/22
何だか
0
日高の馬産のことがまとまってるのが良い。あの社台の吉田善哉さんよりも前の人たちとなると、自分には何から調べたらいいのかも分からないので。馬産の話だけでなく、当時の世相についても書いてあるのも良い。そもそも馬産地の「記憶」というタイトルなので、馬の話だけ書いた本ではないということか。2017/08/20
Uchibori_a
0
北海道における馬産の記録 こんなの読んでいるから「生産牧場の関係者」と間違えられるんだ>俺2016/05/05