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内容説明
男と女が出会ったのは星のきれいな夏の夜だった。とある居酒屋の前で二人はぶつかりそうになった。女は教会からの帰り道で、男は死んだ妻をしのんで酒を飲んでいた。男は女を一目見るなり「茶色のねずみさん」とつぶやく。彼女の髪も瞳も褐色で、はおったコートまでが茶色だったからだが、その言葉は女の胸に小なさ傷あとを残した。しかし男の中にはその出会いがあざやかに残った。女はイブ・ローランド、男はラック・マクルアー。二人は次に、避暑先のナマカゴン湖畔で、思いがけない再会をする。ラックの愛息、リトル・ラックをまじえて…。