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内容説明
少女時代の思い出がすみずみまでしみ込んでいる祖父の牧場―、その中の川で泳ぎ、魚釣りをし、手作りのいかだを浮かべた。くるみの木の下にすわって、とうもろこしの伸びる音も聴いた。いまでは彼女の婚約者である幼なじみのクレイと一緒に、キャシーはそこで遊び、育ったのだ。その牧場が、祖父亡きいま、人手に渡ってしまった。買い取ったのは、農場のことなど何も知らない東部の金持らしい。キャシーは悔しくて、新しいオーナーに対しては、会う前から敵意を抱かずにいられない。ところがその人の息子が、小学校の、キャシーの受け持つクラスに転入したことから…。