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内容説明
リーとギャヴィンは知り合って2カ月の若いカップルだ。リーは週末、彼の父親の別荘に誘われたが、なんの心配も抱かず元気に出かけて行った。同じ18歳どうしの気安さで。でも父親のほうは油断できない。ピアーズ・シンクレアというもと超一流のカーレーサーで、名うてのプレイボーイらしい。その屋敷は、息をのむほど美しかった。明かりを入れると、シャンデリアの光が四方八方に広がった。ギャヴィンがしつこくお酒をすすめているとき、男の声がした。「ギャヴィン、いったいここで何をしてるんだ?」「父さん!」大変、父親だ。リーは逃げなければならないような気になった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
9
最終的には「父の恋人」になってしまうんだけどタイトルとしては「息子の恋人」のほうが合っているんではないかと思う。初対面のとき、ヒロインはヒーローの息子のガールフレンドだった訳だし。そしてふたりの年齢差よりもヒロインがまだ18歳ということに驚く。看護師にステップアップする勉強をしながら准看護師として働いている社会人なので周囲が大人として認めるのは分かるんだけど。ヒロインの将来を考え辛い思いで身を引こうとするヒーローはある意味立派。でも恋しちゃったんだね、本気で。息子の策略にはまって嫉妬する父が可愛く思える。2014/11/14