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内容説明
『太陽の金貨』事件から数年。元羊飼いのノーラと女商人エーブはホロからの手紙を手に、北へと向かっていた。その旅の途中、錬金術師デイアナも同じ馬車に乗り込んできて―。果たしてホロとロレンスは、幸せであり続ける物語を紡ぐことができたのか?第16巻の後日譚を描く書き下ろし中編「Epilogue」のほか、「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された短編3編を収録。第12回電撃小説大賞“銀賞”を受賞するや、剣も魔法も登場しないファンタジーとして多くの読者に愛された賢狼と行商人の旅の物語が、今巻でついに完結!二人の旅の結末を、ぜひその目で見届けてください。
著者等紹介
支倉凍砂[ハセクライスナ]
1982年12月27日生まれ。『狼と香辛料』で第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メロリン@5月は再読強化キャンペーン!
70
本編終了の約5年後のロレンス達を描いたepilogue幕間と終幕、あとは短編集3本からなる今巻ですが、いいエピローグでしたね。本編で登場した主要人物(主に女性陣)たちが登場し、懐かしい反面、女性陣たちで普通に会話が成り立っていて面白かったです。特にノーラとエーブは水と油みたいな関係性にも関わらず違和感なかったですね。欲をいえばニョッヒラ到着後のエピソードもあると嬉しかったです。店の名前はやっぱりかぁといった感じでしたが、この名前しかないですよねww二人の子供が成長してからの話も読んでみたいものです。2013/12/31
ぺぱごじら
59
『最後まで書き切る』という言葉に偽りはなく、きれいに書き切ってくれました。かつてホロが牙を剥いて張り合ったライバル達に自慢したかったこと(というよりは見届けて欲しかった自らの生きざま)は何だったのかが余すところ無く書かれています(イラストにまでな)(笑)。単なる『ラストのオールスター集合』ではない前段のお話は、一巻からまた読み返したくなる誘惑にかられます。その他短編は、彼ら二人の道行きのほんのこぼれ話。とは言えこの物語がどんなお話だったかを端的に総括しているよいお話です。2011/07/09
Yobata
57
狼と香辛料短編集,4作目。狼と香辛料最終巻。太陽の金貨騒動から数年後、ニョッヒラに店を持つことになったロレンスとホロの後日譚…「Epilogue」。ロレンスの持つ短編に纏わる昔ながらの領土を守る老兵との話…「行商人と鈍色の騎士」。コルの視点で描かれるホロとロレンスの仲…「狼と灰色の笑顔」。旅の途中で寄ることになった村での過剰な接待の理由とは…「狼と白い道」のメイン中編1本と3本の短編集。「Epilogue」の後日譚は読めて良かったwまさかの旅で出会った女を全て呼ぶとは修羅場だったなwノーラとか司祭に→2013/08/06
まりも
52
本編終了後の話が中心なだけあって幸せな二人の甘さ爆発な1冊。物語を綺麗に終わらせるためのイベントが用意されてたわけですがロレンスは最後まで鈍感だった笑 ノーラやエーブといった過去ロレンスとかかわった女性陣も登場し本当に終わるんだなと改めて思いました。他の短編においても二人が幸せであるという事がよくわかったしきっと温泉旅館で幸せに過ごすことでしょう。こういったその後のストーリーを読むと寂しさと同時に安心感もありますね。2013/11/30
た〜
49
後日談プラス短編。シリーズ終了の余韻に浸るのに丁度いいまったりした内容2015/04/24