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内容説明
ロサンゼルスの豪奢なホテルのバーで、二人は出会った。グランサムは妻を亡くしたばかりで、絶望のどん底にいた。フィービーは前夫に子供たちを奪われ、抜け殻状態だった。どちらも、異性に目を奪われるような気力はなかったが、ぼんやりと鏡の中を見つめているうちに視線が合い、隣に腰かけて話し始め、いつしか心を開き合っていた。一夜だけでいいから…という気持が二人を動かした。が、情熱的な夜が明けると、グランサムはまた一人だった。以来、どんなに捜しても彼女は見つからない。あの夜を境に生きる力が蘇ったグランサムは、養子を迎えて一気に四つ子と双子の父親になった。ところが、死んだと思われていた四つ子の母親が現れて裁判沙汰に…。ああ、それがあのフィービーだったなんて。