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内容説明
ある日、陪審員を務めるためにポートランドの裁判所に行ったマギーは、突然、看守を装った男に銃をつきつけられた。彼は有罪判決を受けた殺人犯で、見張りについていた看守を殴って銃を奪ったらしい。マギーはなすすべもなく彼の言葉にしたがった。人質となって、裁判所をぬけだし、車を盗み、ひたすらアイダホへ向かって逃避行が始まる。彼は、兄を見つけだして殺さなくてはならない、と言った。これ以上の罪を重ねる旅に同行するなんて…。だが、凶悪犯にしては、彼は澄んだ目をしている。それに知的で、落ち着いていて、とても魅力的。信じられないことに、マギーはいつの間にか恋をしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぇしゃ
5
リサ・ガードナーの別名義でHQから出たストックホルム症候群をポジティブに扱った、無実の罪での服役から脱獄したヒーローと、機能不全家庭で育ったことで成人してもなお自己評価が低く内向的なACのヒロインの逃走ロードロマサスw逃走中のやりとりの中から当人達がそれぞれ抱えているトラウマを振り返えっていく様子や物語の引っ張り方はHQなのに(!)ぐいぐい力強くていったいどうなるの?と一気読み。最後の展開がちょっと強引だったけど、面白くて大満足。3部作通しての謎として父親の物語が続いていくしその始まりの物語だしね2015/01/08
akiyuki_1717
3
ハーレクインの作品にしては重い題材。兄に自分の恋人を殺され、犯人に仕立て上げられ、服役していたって、読み進めるのに気の重い部分もあったけれど、ヒーローがとても好みだった。ヒロインは正真正銘の真面目で優しく、たまにイラッとくる程でした。どちらも子供時代に問題があり、惹かれ合うのも納得できます。しかし互の兄弟は対局的で、妹を助けようと団結する姿はキュンとします。ヒロインが終盤に先祖から受け継いだ赤毛の戦士となり、兄たちに立ち向かう姿が良かった。エピローグはえ?!その状態でまだだったの!!と驚きました2017/10/07