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内容説明
十一世紀初頭、両親と兄を失い、荘園を継いだギレインは、従者のエドウィンとともに、食糧不足にあえぐ領民のため隣のチェスター伯爵の領地でこっそり鹿狩りをしていた。ところがエドウィンもろとも傭兵ガイとその一味に誘拐された。ガイは、ギレインの友人でもあったマーガレット殺しの容疑者。誘拐の目的は、ギレインを人質にして彼女の後見人チェスター伯爵に保護を求めることだった。しかし、自らの潔白を訴えるガイを退け、腹黒い伯爵はとんでもない命令を下した。自分の領地で鹿狩りをするギレインに腹を立てていた彼は、ガイと彼女の結婚を命じたのだ。イングランドでも屈指の力を持つ伯爵には逆らえない。事件の決着がついたらギレインが修道院に入るという条件で、彼女はガイを夫として荘園に迎えることに…。