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内容説明
クリスティンには苦い思い出があった。モデルをしていた十八のとき、肌もあらわな写真を無断で撮られ、新聞に掲載されたのだ。彼女は仕返しに、レストランでその新聞の責任者に水をかけてやった。それから十年、女性誌の編集者をしていたクリスティンは、一流紙のオーナーになった人物の後押しで、記者として引き抜かれる。ところが、編集長のマシューに紹介されて、彼女は愕然とする。彼こそ、クリスティンが十年前に水をかけた相手だった!幸い、マシューは彼女だと気づいていない。でも、クリスティンの採用を快く思っていないようだった。彼女は自分の実力を認めさせようと取材記事を売り込みに行ったが、建物のアラームが作動して彼の部屋から出られなくなり、二人して同じ場所で一夜を過ごすはめになる。そして、朝、彼の部屋から出てくるところをオーナーに見られ、クリスティンはとっさに嘘をついた。「私たち、婚約しているんです」苦しまぎれの嘘は、やがて大きな波紋を呼ぶことになり…。