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内容説明
“双子の幼児の母親となる妻を求む。当方、牧場主…”そのとっぴな新聞広告を見て、ジェーンは心を動かされた。売れっ子のモデルとして華やかな世界に生きてきたが、彼女は最近、すべてに喜びを見いだせなくなっていた。ずっとキャンぺーンモデルをしてきた化粧品の広告の仕事から、突然はずされたことも原因だった。この一年間は、つらいことばかりが続いた。五年続いた結婚が破れたことも悲しかったが、いちばんショックだったのは、不妊症と診断されたことだった。子供が大好きなジェーンは、優しい夫と子供たちのいる温かい家庭が何よりも好みだったのに。広告は私にとって天の恵みかもしれない。これが転機になるかも…。ジェーンは衝動的に、広告に応募する手紙を書いていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
25
結構な回数で再読している。牧場を経営しながら双子を育てているヒーロー。素敵な姿と声を持ち、女性にモテると書かれているヒーローだけど、ヒロインに対しては複雑な思いを抱いてぐるぐるしている場面が多くて、お世辞にもかっこいいとか言えないわ〜。でも好きなお話。子煩悩な男性はいい。トップモデルから田舎の牧場主の妻、双子の継母へと全く違う生活へ覚悟を持って飛び込むヒロインがいいせいかしら。2016/12/10
糸車
16
夫に再婚を約束させて亡くなった妻。残された双子のためにもそうするべきと思っていても心が動かないヒーロー。子供を望んでいたのに不妊で夫から離婚されてしまったヒロイン。華やかなモデル業をあっさり捨て牧場主の妻になろうとするヒロインの覚悟の良さに比べ、彼女に惹かれながらもあれこれ言い訳を探すヒーローの後ろ向きさがなんとも。でかい図体に反して小心者?双子がヒロインを初めてママと呼ぶシーンにじわっときた。こまごまとした日常を重ねて他人同士が家族になっていく過程って大事。意外にロマンティストなヒーローが可愛いかも。2015/04/08
糸車
14
最初読んだときよりじっくり時間をかけて再読。ほんの数行ながら、ヒーローがヒロインの気持ちが変わって便宜結婚ではなく実りのある結婚にしたいと言い出すのを待っているという記述があったのね!ラストで出てくるヒーローが結婚前に買ったという贈り物には深い意味が込められていて素敵だったんです。でもこれまでどっちかというと淡々として見えたヒーローがそんな前から準備していたの?ってちょっとびっくりしたもんで最初から読み直したわけです。なんだ、最初から好きだったんだ。欲望とか言い訳していただけ・・・。すっきりしました。2015/05/24
麻琴
1
☆12015/07/27
yukko
1
kindle版にて読了。あまり期待していなかったけど結構面白かった。2014/06/01