- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
「結婚するから忙しいと言ったのに、特定の相手がいるわけではない。なのに、特定の好みのタイプはあるだと?」保険会社の重役のスコットは耳を疑った。雑用係のリサに、アシスタントになってほしいと、夢のような話を持ちかけたのに、あっさりと断られてしまったのだ。それもおかしな理由で。リサは昇進などに興味はなく、金持で家庭的な夫を見つけ、幸せな結婚をすることを夢見て日々努力を重ねていた。ビューティーサロンにも通いたいと思っていたが、五千ドルもかかる。どうしてもリサをアシスタントに迎えたいスコットは、彼女がお金に困っているのを聞きつけて取り引きに出た。あれほど理想が高ければ、そう簡単に結婚はできないだろうと考えて。「ぼくのアシスタントになれば、五千ドル融資しよう」リサには願ってもない話だった。これも理想の夫を見つけるためよ。彼女は申し出に応じ、自分にさらに磨きをかけようとはりきった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
幼くして両親を亡くし、引き取られたキャリアウーマンの叔母はヒロインを善良な夫妻に託した。ヒロインは不自由なく育ったが、完璧な結婚生活を手に入れられるよう、教養、知識、語学力を磨き、エステに通う。ワーカーホリックのヒーローはヘッドハンティングされたアシスタントにヒロインを抜擢するが、花嫁修業が忙しいと断られる。ヒーローはエステ代を会社のローンで組めるよう配慮する代わりに仕事を引き受けさせる。互いに惹かれるのに、どちらも認めようとせず、ヒーローの友人からのプロポーズを受けるヒロイン。恋愛より仕事の内容が多い。2017/03/06