- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
グレナはフロリダ沖の美しい島、ムーンバード・キーへやってきた。写真家のアシスタントとして、由緒あるホテルを撮影するためだが、心には、ひそかに期するところがあった―十年前、この島に滞在中、海でおぼれた姉、シンディの死の真相を探ることだ。十年前のその夜、幼かったグレナは、姉が男に誘い出されるのを目撃。ちらりと見たその手首には、伝説の鳥ムーンバードの入れ墨があった。手首に入れ墨のある男は三人いる―ホテルのオーナーの兄弟と、そのいとこのマーク。三人のうちの誰かが、姉を誘い出したの?美しい、けれど姉の命を奪った残酷な海を前に、悲痛な思いで泣きくずれるグレナ。そこへ現れて、慰めてくれたのがマークだった。彼は以前よりもさらにハンサムで、セクシーな魅力をたたえていた。でも、マークが姉と関わりがなかったという証拠はどこにもない。彼に惹かれながらも、グレナは高まる疑惑にさいなまれていた…。