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内容説明
インガム・レーシーは、十四世紀に建てられた由緒ある屋敷。今は当主からある会社の手に渡り、週に四日、一般公開されている。その屋敷の使用人頭として管理にあたっているのがサラだ。過去の失恋で深く傷ついた彼女は、敷地内にあるコテージに住み、心を閉ざして、まるで隠遁者のような生活を送っている。そんなサラの穏やかな生活に、ある日さざ波が立った。屋敷で開かれる定期演奏会に来ていた男性客にふと心を引かれたのだ。翌日、サラはその男性の正体を知って愕然とした。彼こそ、この屋敷の所有会社社長の御曹司、アレックスだった。彼に惹かれてはだめ!雇主と使用人の間に恋愛沙汰はご法度よ。それは、この仕事を失うことを意味する。こよなく愛しているこの仕事を。だが、女好きという噂のアレックスはさっそくアプローチをかけてきた。「お堅い使用人頭か、夢見るロマンチストか、どっちが本当の君だい?」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
数年前に婚約者に裏切られ、田舎の屋敷で使用人頭として働くヒロインが、雇い主に惹かれ、あれよこれよという内容です。ヒーローは初めからメロメロでいい感じなんですが、いかんせんヒロインは結局、面食いなだけで、元婚約者も20歳年上だけれど、若い女性にモテモテで、ヒーローも母親が認めるプレイボーイというハンサムさん。ヒロインは綺麗事ばかり並べてるけど、自分に非があるとは絶対認めないのに、いい人になりたがってて、読んでていい気分にはならなかった。ヒーローも懇願するのと気持ちを伝えることの違いが分かってない感じが残念2017/07/05
りり
1
★★☆☆☆著者の書くヒロインは大いに共感できるときとそうでないときの両極端に分かれる。今回は思い込みとデリカシーのなさが目についた。傷ついたからって傷つけ返すのはよくないわ。元婚約者とのつき合いは心情的に理解できないな。色々経て友人になるんでしょうけど、ヒーローに対してはプライドを遥か高く掲げなんだかねぇ…2015/09/07