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内容説明
十六歳のエリナは恋に憧れる少女で、義兄のエダンに夢中だった。けれど素直になれず、反発してばかり。ほんのいたずらのつもりでにせのラブレターを書き、彼をまんまと誘い出したある夜…。突然、二人は情熱の嵐にのみこまれ、あずまやで激しく求め合った。甘美な喜びにひたる彼女に、エダンは残酷にも背を向けた。なぜもう一度抱き締めてくれないの。絶望的な孤独が胸を刺した。そんな二人を父親が見つけ、エリナは家を追い出された…。あれから九年。私ももう愚かな少女ではない。苦い初恋を忘れ、私の愛を拒絶したエダンと決別する時が来たのだ。だが、いちだんとセクシーで男らしくなった彼を再び目の前にし、エリナは今にもまた、あの切ない情熱にとらわれそうだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
8
義兄と一夜を共にしたことが父親にバレて家を追い出されたヒロイン。ヒロインは繊細で傷つきやすい性格なので父親にとっては扱いにくい子供だったんだろうなと。16歳のヒロインに寄り添ってくれる人が誰かいてくれたら救われたのに、家族全員が臭いものに蓋状態でヒロインを家から追い出したのが可哀想だった。何年かぶりに再会してもまだ傷口に塩を塗るようなヒーローの態度がひどい。2018/05/13
akiyuki_1717
1
ヒーローの境遇を差し引きしても、ヒロインに対する数々の仕打ちは許せないし、自分ならこれだけ傷つけられておいそれと許す気にはなれないと思う。終盤に自分の仕打ちを告白するんだけど、分かっていたのなら、ヒロインの孤独や心情を逆なでしたり、何度も子供じみていると批判してたのは、どういうことなんだろう？継父の遺言で、ヒーローが受け継いだ会社の利益をヒロインが受け取らないからと、非難するのもお門違いでは？書類を送って説明もなし、見ないあなたが悪いというのは、遺言にも添えていない気がする。態度も行動も優しさが見えない。2017/10/16
romaco
0
★★★ 9年前16歳の時に、憧れていた義兄ヒーローと結ばれるも家から出て行かざるを得なくなったヒロイン 確かにヒロインは難しい子供だったんだろうけど、そうさせたのはヒロインの父親とヒーローだよね・・・ ヒーローの事情を考慮してもやっぱりヒロインが可哀想に感じる 一族に伝わる伝説のエピがちょっと中途半端でもったいなかった2012/09/30
