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内容説明
ローリー・コクランはカドラネル島で静かな日々を送っていた。たった一人の肉親である父親を失って、もう3カ月になる。悲しみはまだ癒えていないものの、島の人々のいたわりや温かい励ましのおかげで、一人で暮らす寂しさにも耐えられるようになった。ある嵐の夜、大怪我を負った男がローリーの家の戸口に現れた。医者だった父親の表札を見て、手当てを受けに来たのだ。ローリーには看護婦の資格すらない。しかし、島にはほかに医者はいなかった。意を決して、彼女はできる限りの手当てをしようと、見知らぬ男を家に入れた。