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内容説明
フェアリーは久しぶりに訪れた祖母の家の前に立っていた。都市近郊の住宅地が次々に買収されオフィスビルへと変わる中で、その家はぽつんと頼りなげに残っている。祖母が亡き夫や子供と暮らした思い出深い家。いくら脅されてもおばあちゃんが愛する家を手放せるわけがないわ。わたしが来たからには絶対にこの家を守ってみせる。フェアリーは家の向こうにそびえる建設会社のビルを見上げた。たとえ買収に応じないためにあの会社がいやがらせをしようと、経営者のカーソン・テイトがどんなに手ごわい相手だろうと…そう、カーソンのオフィスに直接乗り込むこともできるわ。