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内容説明
「この屋敷には、ぜったい幽霊がいるわ」心霊現象や幽霊などに興味を持つサマンサは、一週間ほど前からバーハーバーの海岸沿いに建つ、この古い屋敷に目をつけていた。屋敷の持ち主はコナー三兄弟。彼らが祖父から相続したものらしい。そこへ、三兄弟のひとり、大工のセスが屋敷の修理にやってきた。サマンサが屋敷の中を見せてほしいと言うと、セスは警戒心もあらわに冷たく断った。それにもめげず、なんとか理由をつけて屋敷の中に入り込んだ彼女は、一目で屋敷を気に入ってしまった―そして、セスのことも。がっしりとした逞しい体、日に焼けた肌、殊にブルーの瞳は、長いこと走り続けた末に安息の地を見つけたような気持ちにさせる。つっけんどんで、わたしと目を合わせようともしてくれないけれど、こんな気持ちにさせているってこと、この人はわかってるのかしら。