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内容説明
乗馬教師のカイリーは落馬した教え子エイミーに付き添って病院へ行き、そこで初めてエイミーの父親タイラーに会った。エイミーの話から、てっきり石頭の頑固親父と思っていたのに、こんなに若くてたくましい、すてきな人だなんて…。カイリーは思わず胸をときめかせた。ところが、彼はいきなり彼女をにらみつけて断固とした口調で言った。「君のせいで娘は怪我をした。二度と娘に乗馬などさせない」たしかに彼は、相当手ごわい男のようだ。十九の時から男手ひとつで娘を育ててきたタイラーには、乗馬など子供の危険なお遊びに見えるのだろうか。なんとかエイミーが乗馬を続けられるうまい方法はないかしら。カイリーの思いをよそに、彼は笑ったことがないような険しい顔で、ブルーの瞳を冷たく光らせて彼女を見つめた…。