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内容説明
十年ぶりに故郷の町に戻ったライアン・カントレルは目を疑った。十年前、理由も告げずに姿を消した最愛の女が町角に立っている。エリザベス―、あのころよりいちだんと美しさを増したようだ。出会った瞬間に恋に落ちた二人は、情熱に身をまかせて輝くような日々を過ごした。けれど、父親の経営する会社のヨーロッパ出張から戻ると、エリザベスは彼女の家族と共にいなくなっていた。私立探偵も雇い、あらゆる手を尽くして捜したのに、彼女の行方については結局、なんの手がかりもつかめなかった。過去に思いを馳せるライアンの目に、エリザベスに駆け寄る十歳ぐらいの少年の姿が飛び込んできた。瓜ふたつじゃないか。自分の子供のころとそっくりだ。あれは、もしかしたら僕の息子では…。